2024年1月から放送している第63作大河ドラマ『光る君へ』
吉高由里子さん演じる紫式部の生涯を描いた大河ドラマです。
2024年6月23日放送の25話「決意」ではついにまひろが、佐々木蔵之介さん演じる藤原宣孝との結婚を決意します。
佐々木蔵之介さんがかっこよすぎて一見違和感のない二人ですが、親戚である上に比較的年の差ありますよね。
実際史実ではどうだったのか気になったのでまとめてみました!
【光る君へ】藤原宣孝とまひろの年齢差は20歳前後
藤原宣孝といえば物語序盤から父・為時の親戚としてちょこちょこ登場していました。
そんな二人がついに結婚することとなりました…!
が、父親である為時とあまり変わらないような年齢に見えますよね。
一体まひろと何歳差なのでしょうか。
実際のところ、二人とも生年が不詳なのではっきりとは分かりませんが、生まれは
藤原宣孝:951年~953年頃
紫式部 :970年~978年頃
と言われています。
ということは、年の差としては
およそ19~25歳差
ということになります。
今でこそ年の差カップルなどよく聞く言葉ではありますが、この時代にもあったんですね。
やはり20歳の年の差というのは親子と言われてもおかしくない年齢になってしまいますよね。
それほど宣孝が魅力的な方だったのでしょうか。
ちなみに、二人が結婚したのが長徳4年(998年)
二人の年齢は、
藤原宣孝 45~47歳
紫式部 20~28歳
の頃ということになります。
宣孝にはすでに妻もおり、まひろと同年代の息子もいるので、本当に親子に間違われかねないですね…。
ちなみに、演じているお2人の年齢はこちら
佐々木蔵之介 56歳
吉高由里子 35歳
その差は21歳。
リアルです…!
【光る君へ】藤原宣孝とまひろは親戚同士
藤原宣孝は、まひろの父・為時の職場の同僚で同年配の友人同士でもあります。
そして関係性としては宣孝の父・為輔と為時が「いとこ」で、宣孝とまひろは「またいとこ」ということになります。
簡単な図にするとこんな感じです。
父親の同僚との結婚…さらに親戚同士という。
為時は一体どんな気持ちだったのでしょうか。
親戚同士の結婚については、この時代それほど珍しいことではなかったようです。
中宮・藤原定子と一条天皇もいとこ同士ですよね。
現代では中々ないように思いますが、なんと今でもいとこ同士の結婚自体は問題ないそうですよ。
日本の法律では3親等以内の結婚は禁じられていますが、いとこは4親等。
法律上問題はないんですね。
意外でした。
【光る君へ】宣孝の死が「源氏物語」の始まりだった
ドラマ内でも描かれていますが、まひろが父と一緒に越前へ赴任中、宣孝とは何度か手紙のやり取りをしていました。
まひろの宣孝への返事はというと、
近江守の女(むすめ) 懸想すと聞く人の「二心なし」など 常に言ひわたりければ うるさくて
(訳:近江守〈滋賀県の国司〉の娘に言い寄っていると噂される人が、「あなただけです」などといつも言ってくるのがわずらわしいので)
よもの海に塩焼く海人の心から焼くとはかかる なげきをやつむ
(訳:あちこちの海辺で塩を取るために、投げ木=焚き木を集めて焼く海人のように、あなたは自分からいろんな人に言い寄って、嘆きを重ねているのでしょう)
などなど。
割とそっけない返事だったようです。
それでも猛アプローチ(?)の甲斐あってか、二人は結ばれ、さらには「賢子」という娘に恵まれます。
しかし史実では宣孝は結婚後3年足らずで急逝。
そしてそんな夫の死の悲しみを紛らわすために「源氏物語」は作られたと言われています。
宣孝の死後1年後から執筆され始めており、夫を亡くした喪失感を昇華させていたのかもしれません。
紫式部にとって夫・宣孝は、しっかり大事な存在であったことが分かりますね。
そういう経験があってこその「源氏物語」のような気もします。
まとめ
以上、今回は【光る君へ】藤原宣孝とまひろ(紫式部)の年齢についてまとめてみました!
結果、2人の年齢差は
およそ19~25歳差
ということが分かりました。
佐々木蔵之介さんのイケオジっぷりが素敵でしたね。
実際の藤原宣孝もモテモテだったのではないでしょうか…!
最後までご覧いただきありがとうございます!
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