2023年11月10日(金)に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ 2時間SP』に出演された黒柳徹子さん。
その際に、司会を務めていた『ザ・ベストテン』内で発した”27秒のメッセージ”について語っていました。
27秒のメッセージとは一体どんな内容なのか、動画も含めて紹介していきたいと思います。
結果、黒柳徹子さんの熱い魂のメッセージがありましたよ。
【動画】黒柳徹子の27秒のメッセージとは？
話題となった『ザ・ベストテン』ですが、1978年から放送開始されたTBSの音楽番組です。
黒柳さんは、1989年の最終回まで司会を務めあげました。
今回話題となった”27秒のメッセージ”があったのは1980年6月12日の生放送で起こりました。
鈴木雅之率いる人気グループ「シャネルズ」が出演した際にメンバーが顔を黒塗りにした姿で歌を歌うスタイルにある質問が飛びました。
「シャネルズはどうして黒人のくせに香水の名前なんかつけるんですか？」
この言葉を聞いた黒柳さんは生放送の流れを止め、
「“シャネルズは黒人のくせに…”と質問した坊やがいらっしゃったんですけど、顔の色とか国籍が違うということで、そういう区別をした言い方をすると、私は涙が出るほどとっても悲しく思いますので。
皆さん、国籍が違う、そういうことで一段高いところから人を見下ろすようなふうに…偶然だったと思うんですよ？あの方は。
だけどどうぞ“何々のくせに”とか言わないで下さい。お願いします」
と27秒間にわたり視聴者に訴えかけました。
きっとそのままスルーして番組を続けるという選択肢もあったと思います。
ましてや生放送ですので、番組の流れを止めてまでこの発言をしたということは、黒柳さんに並々ならぬ思いがあったことが伺えますね。
今回の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ 2時間SP』を見逃した方は以下の配信で見れますので是非チェックしてみてください！
当時の映像も番組内で紹介されていましたよ。
・U-NEXT
・TVer ※期間限定
当時、放送後の反響後もすごかったようです。
なんと韓国の方からもお礼の手紙があったそう。
黒柳さんの勇気ある発言が多くの人の心に響いたんですね。
黒柳徹子の人種差別への思い
黒柳さんは幼少期、集団行動が苦手で、小学校を3ヶ月で退学になっています。
後にご自身で「発達障害」であることを公表されていますが、落ち着きがなくじっと座っていられないなど、ちょっと変わった子で先生にも迷惑がられていたんだそう。
しかし転校先のトモエ学園が素晴らしい学校で、校長先生含めご両親も決して黒柳さんを否定せず、他人と比べることなく一人の人間として接してくれたんだそうです。
トモエ学園には他にも障害をもった子どもたちが通っていたそうです。
校長先生には「一緒にやるんだよ。みんな一緒だよ」とだけ言われ、一緒にいる中で、障害のある子とどう接したらいいのか、一緒に暮せばいいのか、学んでいったそうです。
幼少期のこの経験が、今の人種差別に対する思いにも繋がっていると思います。
1984年からはUNICEF親善大使に就任し、数々の功績を残されています。
毎年開発途上国を訪問し、その現状を日本で伝え支援を訴えてきています。
黒柳さんの幼少期に関しては自身の著書『窓ぎわのトットちゃん』で詳細に描かれています。
黒柳さんがUNICEF親善大使に就任されたのも、この本がきっかけだったそうです。
さらに、2023年12月8日(金)には映画『窓ぎわのトットちゃん』が公開となります！
初めて、アニメーションでの映像化となります。
トットちゃん役には７歳の大野りりあなちゃんが大抜擢。
どんな作品になるのか楽しみです！
まとめ
以上、今回は黒柳徹子さんの”27秒のメッセージ”について、紹介させていただきました。
結果、黒柳さんが過ごしてきた幼少期から「みんな一緒に」という言葉が常に根底にあるんだと思いました。
生放送中に起きた、黒柳さんがどうしても伝えたかった言葉は今もこれからも大事にしていかないといけないように思います。
最後までご覧いただきありがとうございます！
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